PMSにピルが有効?治療に使うピルとその注意点

PMSの治療にピルを飲む時の注意点

PMSの治療に使われるピルとは

病院で受けられるPMSの治療の一つに、ピルを服用するというものがあります。PMSの大きな原因は女性ホルモンバランスの乱れ。そのためピルを使用し、女性ホルモンの変動をなくすることで症状が改善される場合があります。

簡単にわかるピルの仕組みと効果

PMSの治療に使われるピルには、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが含まれています。その2つのホルモンの働きで排卵が止まるため、避妊効果だけではなく、排卵によるホルモンの大きな変化を防ぐことができるのです。

PMS治療で飲むピルの副作用

ピルの主な副作用は吐き気やだるさ、頭痛や不正出血といったもの。期間はいずれも数ヶ月ほどで、ホルモンの変化に身体が慣れるとされていますが、胸のハリなどの副作用はもう少し長く続く場合もあります。ピルの副作用にはPMSの症状と似たものも多く、飲み始めたからといってすぐに快適に過ごせるというわけでない場合もあるということに注意が必要です。

そして気になるのが、ピルを飲むと太るというウワサ。確かに食欲が旺盛になり、体重が増加するという例もあるようです。一般的に増減は2~3キロ程度と言われていますが、体重が気になる人にはちょっとつらい副作用です。

逆に症状が悪化することがある?

避妊以外のピルの効果や副作用は、ピルとの相性で大きく異なります。そのため症状が改善されなかったり、副作用のせいで症状が悪化したとように感じられる場合も。 ピルの種類によってホルモンの配合量が異なるため、相性が悪い場合は医師に相談して種類を変えるのも1つの手です。

PMSでもピルが服用できないケース

1日15本以上喫煙する35歳以上の方

ピルには静脈血栓症などのリスクがあり、血栓が出来やすい喫煙者はそのリスクが通常より高くなります。そのため、1日15本以上喫煙する方で、なおかつ脳卒中などの危険性が高い35歳以上だとピルを服用することはできません。また喫煙者の方以外でも、血栓ができやすい要因がある方は服用できません。


授乳中・妊娠中

妊娠中はもちろんですが、授乳中もピルの使用は禁止です。ピルが赤ちゃんに与える影響がはっきりしていないため、授乳中は服用できません。

その他にも乳がんや肥満、高血圧などでもピルが服用できないケースがあります。いずれにしても重要なのは、しっかり医師の診断のもとでピルを服用すること。間違っても自己判断で飲まないようにしましょう。

妊娠希望の場合の服用は?

PMSの治療で使われるピルは低用量ピル(経口避妊薬)のため、妊娠の確率が大幅に低下します。ピル服用後も飲むのを辞めれば妊娠は可能ですが、飲み続けている間は難しいと考えましょう。

ピルはあくまでPMS対策の1つ

ピルはメリットも多いですが、もちろんデメリットもあります。妊娠を希望している方や副作用が気になる方など、PMSがつらくてもなかなかピルの服用に踏み切れないという方も多いはず。そんな時は漢方やサプリメントなど、ピルを使わない対策を考えるのも一つの手です。様々な方法をきちんと知った上で、自分にあったPMS対策を選んでいきましょう。